利用歴が長くなってくると、それに比例してアナタの「借用」状況にも

モニターリングの徹底知識

利用歴が長くなってくると、それに比例してアナタの「借用」状況にも変化が生じてくる。契約当初
「アブナいっかなー」と思われていたとしても、その後真面目な利用を続ければ信用は上がるし、
逆に「大丈夫!」と太鼓判を押されて契約しても、支払いに遅れるわ言い訳は多いわで借用ガ
タ落ちの人もいる。まあ、後者の場合「(アナタヘの)判断ミス」を犯した会社側にも責任がある
わけだが…。相場が時々刻々と変動を続けるように、「信用」もまた微動し続けているのである。

 

●途上与信
与信は「新規申込時」の1回きりで終わりではない。その会社を利用している間、連綿と与信は
行われている。もちろん、アナタの見えないところでだ。与信の呪縛から解き放たれるのは、そこの
利用者でなくなったときである。利用が進行すれば、当然それに従いアナタの信用も”成長”する。
ここでいう成長は、進化だけでなく退化も含まれる。また自社では「よい子チャン」でも、他社では
「パッドボーイ」としてブイブイいわしているのかもしれない。途上与信の意義は、絶えず変化する
利用者の信用状況を把握し、その状況に応じた与信で継続的に利用してもらうところにある。
何より、この途上与信のサジ加減が会社の利益に直結する部分なので、新規契約時のそれ
よりも一層”シビア”に取り扱われている。消費者金融連絡会では「適正与信の定期照会」を
掲げ「新規契約後3か月間は毎月1回、それ以降は3か月に1回情報照会を行う」とした
定義を設けている。ただ、これは何も同連絡会を形成する会社に限った行為ではなく、
おおよそ消費者信用産業の業種であれば大なり小なり実行していることだ。その間隔の取り方
こそ各社千差万別だが、利用者が意識することのない”ウラ”では必ず定期的な与信が行わ
れている。自社における利用層歴で「家庭内での行儀作法」を見、加盟する信用情報機関
の照会で「外での行儀作法」を見る。それらを一元化し、トータル的に判断して適宜「与信」
が行われているのである。

 

●債務情報の見え方見られ方
では、信用情報機関に登録されているアナタの債務情報はどのように扱われ、また見られて
いるのだろうか? 消費者金融が全情連に照会した場合、そこに登録されているアナタの債
務情報は基本的に「全部」見られている。「全部」というのは現在利用中の債務はもちろん、
「完済」した債務についてもデータ保有期間内であればそのまま開示されるしくみとなっている。
ただ、ここでは「利用中の会社名」までは相手に表示されない。すなわち、アナタが他の消費
者金融を利用していても、それが「どこか」までは相手に見られていない(知られていない)わ
けだ。あくまでも「何社」「各々いくら借入している」「いついつが返済日」のレベルである。
情報更新の頻度は、各機関によってその扱いが異なるが原則「取引発生時随時」とする
ところが多い。当然ながら「取引がないとき」はアナタの債務情報にも変化がないのでそのまま
だが、一旦、何かしらの取引が行われれば、会員各社の報告によってその情報が更新される。
「発生時随時」というと「リアルタイムで?」と思われがちだが、基本的には「同一日以内」に
その情報を報告してもらい、それを「翌日使う」データベースに反映させているしくみが主流で
ある。すなわち、早くても「1日間」はタイムラグが生ずるわけだ。ところで、消費者金融が
アナタの債務情報のなかでイチバン注目している点は、当然のことながら「現在進行形の
債務」である。さらに言及すると「借入金額」よりも「借入件数」のはうを重視している。

すなわち「何社利用中」ということだ。一方、ほとんど注目していない点もある。「完済」の
部分だ。というか、もう少し厳密にいえば「この部分の件数は、数として勘定しない」考え方
をする。たとえば、アナタが6社と契約していようが10社と契約していようが、そのうち現時点
で2社しか利用していなければ”2社”にしか意識を置かず、残りの「4(8)社」は「なきもの」
として捉えている。当然、アナタの意識としては”いまは、使っていないだけ”にすぎないと
思われるが、相手はそこまで気を回して捉えていない。たとえ、それが利用者の意図的な
「一瞬の完済」だったとしてもだ。