契約した以上、もっとも気になるのが「増額」のタイミングだろ

利用限度額の増減事情

契約した以上、もっとも気になるのが「増額」のタイミングだろう。なんとなく「信用が付いた」と、
ひとり悦に浸れるからだ。消費者金融の利用において「信用度のアップ」を確実に勝ち得る
最短の近道は、そこを定期的かつ真面目に利用することだ。これに尽きる。何も1回の利用
で金額をたくさん借りることではない。細く長く借りて、相手の利益に貢献することである。
そうすれば、そのお礼として「信用」を付けてもらいやすくなる。具体的には、初回契約時
からの利用履歴において「延滞なし」が絶対条件となる。たとえ「1日」であっても延滞は
延滞なので、それをしてしまうとその分増額への到達は遅くなる。そして「継続的な利用」
も重要とされる。これは、さもするとアナタの懐事情の”金融不安”と見られかねないが、
それは正確ではない。なぜなら消費者金融は「借りてもらってナンボ」の商売であり、
金融不安を匂わす利用者ほど上客に育つ可能性もあるからだ。何も「恥ずべき」こと
ではない。逆に、間隔を開けて利用するのはいただけない。何も会社の利益に貢献
していないからというわけではなく、「たま〜にの利用」は必要以上に相手に”警戒心”
を与えてしまう。また、たとえ利用限度額内であっても一気に全額借入するという
”自殺行為”は、相手に危険を察知されかねない。以上は、自社内での行儀作法
だったが、これから先はヨソでの行儀作法も重要になってくる。それを調べる手立てが
信用情報機関の活用である。まず、一にも二にも「他社件数」を増やさないこと。

すべては、この一点に尽きる。これを破ってしまうと、いくら真面目な利用を続けていて
も「吉報」は届かない。懐事情が芳しくないから「他社」に走らざるえない台所事情
もあるだろうが、それであれば現在利用中の会社に増額の依頼を直談判したはうが
「結果オーライ」の場合が多い。基本的に「50万円」までなら上がりやすい。それ以上
を希望する場合は、「収入証明書」等の提出を求められることが多い。
「増額判定期間」は各社まちまちだが、ここ数年の貸倒や事故状況を踏まえ「スパンを
長く取る」ようになってきている。それまで「6か月間」の利用状況で判断していた会社が
「9か月間」「1年間」を取ったり…というように、その判定期間は確実に長くなってきている。
目安として、新規契約後最低「6か月間」は時間を要すると見ておいたはうがいい。
つい数年前のような「3か月間でスグに増額」という”平和な時代”は終わった。

 

人間、どうしても増額ばかりに意識が行きがちになるが、プラスがあればマイナスもある。
そう、減額だ。近年、貸倒事情の悪化からちょっとでも「ヤバい」と目を付けられると
容赦なく減額が断行される。何度も延滞を繰り返すなど「目に見えて、自分に非が
ある利用方法をした場合」は減額されても合点が付けやすいが、「たった一度の延滞
をすることなく利用しているのに減額される」場合だって往々にしてある。利用者は
「延滞さえしなければOK」という意識が非常に強い。それは決して間違ったことではない
のだが、そこに意識を集中させるのは賢明ではない。もはや、それは「当然のこと」として
理解しておくべきだろう。とくにクレジットカードであれ消費者金融であれ、複数枚カード
を所持し、それを並行利用している状況下で思わぬ”失態”をやらかしてしまう恐れ
がある。途上与信の項にも記したが、各社は、自社が加盟する信用情報機関を介
してアナタの本人情報や債務情報を定期的に照会している。本人情報では住所や
電話番号に変更がないかをチェックし、債務情報では他社の利用状況を見る。
すると、そこに”答え”が載っていたりする。

 

●本人情報
いまアナタは、同一の借用情報携関に加盟する消費者金融(B社・C社)を利用中
だとしよう。そして「転職」したとする。B社にはその「変更届け」を提出したが、C社には
「また今度でいいや」と思いその報告をしなかった。ある日、C社が途上与信のため
信用情報機関にアナタの情報を照会した。「勤務先が変更されている」のに「自社
にはその変更届が出されていない」と判明がつく。これは契約書内に記載されている
「届け出事項の変更」の条項に抵触する部分だが、C社はその報告義務をアナタが
”怠った”と解釈する。アナタからすればまったく悪気のない行為でも、結果「相当な
状況である」と判断される場合がある。

 

●債務情報
いまアナタは、同一の信用情報機関に加盟する消費者金融(B社・C社)を利用中
だとしよう。そして「X社と新規契約」したとする。このX社もB、C社と同じ信用情報
機関に加盟している。さて、B社が途上与信のため信用情報機関にアナタの情報を
照会した。ついこの前までC社だけの利用だったのに、新たにX社が増えている。
むむむ…。いま「50万円」の利用限度額だが、ちょいと「30万円」に下げて様子を見るか…。

 

「減額」が断行されたとき…。その”理由”は必ずアナタ自身が作り出している。