消費者金融との付き合いが長くなってくると

多重生活の基礎知識

消費者金融との付き合いが長くなってくると、1社や2社で収めることが難しくなってくる場合もある。
そりゃあ「まだ1社しか利用してないけど…」というシアワセな状況であればいいが、3つ4つ…と増え
ていくといろいろな意味で状況は厳しくなっていく。ま、それが、世間でいわれるところの「タジュー」
の第一歩なのだが、かといって人間そういう局面に立たされると、目先の”返済”のためやっぱり
他社に走っちゃったりするものだ。消費者金融各社は、必ずしも全社が同じ他社利用件数を
認めているわけではなく、そこには”自社基準”を引いて独自に判断しているので「どの会社が
何件までOK」と一概にいうのは難しい。借入が各利用者の返済能力にもよるところが大きい
行為なので、単純に一線を引いて捉えることは無理が大きすぎるからだ。まあ、大雑把にいえる
ことは、大手はど許容キャパシティが狭く、準大手→中堅→小…となるにしたがい徐々に許容
キャパが広がっていく。一見、何だか”逆”のような気はするが、なぜかそれが現実だ。つまり、大手
はど他社利用件数に関しては厳しく、それはイコール「タジュー」者に対する対応に直結している。

 

消費者金融連絡会では「3件規制」をルールとして決めており、これが”一応の目安”となっている。
「3件規制」とは「他社利用3件以内」とする自主規制のひとつで、すでに3社から借入を行っている
人が新たな借入を申し込んできた場合、審査の上融資することは可能だが、4社から借入している
人であれば融資はしないとする”紳士協定”だ。しかし、何をもって「3件」であるかの基準は非常に
曖昧である。先にも記したように、利用者各人の経済状況や返済能力等に依存するところが
大きいので、同じ会社の利用者がみな一律で「3件」というわけではない。だいいち「以内」という
言葉が付いている以上、1社で止めても2社で止めても「以内」なわけだ。それを前提に「以内」
をことさら重視した対応を取られると、この規制自体が「有名無実化」してしまいかねない。実際、
同連絡会を形成する各社が全社「3件」かといえば、それもさにあらずだ。この規制は一見すると
「多重債務問題に向き合った、健全な利用を促している」ように見えるが、結局、大手は「オイ
シイところしか取らない」という意思表示とも取れる。では、ここからこぼれ落ちた利用者はどこ
へ行くのか? 第三者的には「それはお客さまのご自由に」かもしれないが、「連鎖の反応」
として、利用者が”下”に行くことは重々承知のうえであろう。いずれにせよ、この規制の真意は
自分たちの「債権保全」を大前提にしているオブラートにすぎない。